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有孔鋼板が大型建造物で使用された、実際の施工事例をご紹介していきます。
有孔鋼板は天井裏のメンテナンス用点検歩廊として、足場に採用されている例もあります。実際に有明アリーナにハーディフロアGスタンダードが納入されており、天井を見上げたときにフロア材の反射が競技の妨げにならないよう、表面塗装はシンプルかつ暖かみのある粉体塗装「マイルドブラック」で仕上げられています。
天井がシックで落ち着きのある色味になることで、会場全体の雰囲気に統一性がもたらされている点が特徴。もちろん見た目だけではなく、フロア上面から専用の取付金具で固定できることにより、溶接不要で工期の短縮が叶うなどの実用性にも富んでいます。
シンプルで清潔感のあるデザインは場所を選ばず馴染みやすく、メンテナンス用の床や点検歩廊、目隠し壁などの壁材としても活用されています。実際に国立競技場に納入された際は、ハーディフロアGの自重が他の床材と比べて軽く、建物に負担がかかりにくい点がメリットとされていました。
簡単に取り付けられるため施工性も良く、特殊なフロア形状によって梁に直接フロア材を敷き詰められる点も経済的。競技場の様々な場所に使用されました。
高速道路には、軽量さと頑丈さ、そして近接目視点検・補修のための恒常的な足場などが必要。有孔鋼板の一つ・ノンスルーPSは、首都高速の建造にも役立てられました。独自の構造によって落下物と視線を防ぐ半面、通気性や採光性に富んでいるため足場内の作業環境を向上させる役目を持っています。
また、耐候性に優れたアルマイト処理を施すことで、美しい外観を保つなど意匠性の高さも魅力の一つ。パネル形状による施工性の高さも特徴であり、損傷個所が生じても少人数で容易に取り換えられます。