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菱形金網との違い

菱形金網とは網目を菱形に編んで形成された金網のことです。よく「フェンス」として認識されている菱形金網について、特徴や具体的な用途、有効鋼板との違いについてご紹介していきます。

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菱形金網とは

菱形金網のイメージ
※引用元:松陽産業株式会社HP
https://www.shoyo-sangyo.co.jp/products/expands/expand_metal

網目が菱形になるように編まれたものを「菱形金網」と呼んでいます。主に場所と場所を隔てるためのフェンスとして使用されていますが、菱形金網は使用する材料や網目によって、大きく寿命や強度が異なります。

材質はビニール被覆線や亜鉛メッキ鉄線、ステンレス線などが挙げられており、金網の端部がほつれないための仕上げとして「普通仕上げ」「水平ナックル」「完全ナックル」から選ぶこともできます。

開発段階で工夫を凝らしさえすれば、菱形金網は溶接金網よりも強度が高く、長寿命にもなり得ます。シンプルな構造ながら強度が強く、張替の手順も簡単で損傷した線を入れ替えるだけです。管理のシンプルさとコストパフォーマンスの良さから、幅広いシーンで利用されています。

菱形金網の用途

立ち入り防止や安全柵

駐車場や工事現場、鉄道・道路の安全網など…様々な場所での安全柵・立ち入り防止用のフェンスとして使用されることが多くあります。屋外で風雨にさらされやすい場所であっても、材質次第で優れた強度を誇る菱形金網はまさに適材と言えるでしょう。

溶接金網よりも強度が優れて長寿命なため、長期間にわたって安全性を保つためにも向いています。張替が簡単に行える点も、管理しやすいというメリットに繋がっています。

ふるい網・コンベア金網

スチール製であれば強度があり、洗浄・滅菌も用意に行えることから、工場や作業場で利用されるふるい網・コンベア金網としても利用されています。低コストでありながら衝撃を吸収する力に長けているため、物を製造する過程で重宝されているのです。

不測の破損事故や定期的な補修でも容易に張り替えられるため、低コストでの運用ができます。金網の輸送もコンパクトなため、現場への導入も比較的容易。

JIS規格の改正により、金網両端切断面の腐食も改善され、耐食性が大幅に向上したため製造現場でも安心して使用できるようになっているのです。

有孔鋼板との違い

日鉄ファインフロアイメージ
※引用元:ニッケンビルドHP
https://www.n-build.co.jp/01build/11fain.html

菱形金網は場所を区切るためのフェンスや、工場・作業場といった製造現場で用いられることが多くあります。

これに対して有孔鋼板は、穴の開いた鋼板として床材や外壁材など幅広い場所で建築資材として使われています。

それぞれの違いと特性を生かして、適切な方法で利用しましょう。